二期生帰国

今年の5月12日、二期生たちが帰国をしました。
前の週には、会社の人達が彼らのための送別会と四期生たちのために歓迎会で焼き肉パーティをしてくれました。毎回このようなことがある度にこの子たちは本当に恵まれた子たちだと思います。
みんなが本当の仲間だと受け入れてくれている、そんな雰囲気がよくわかります。みんながこの子たちのために一生懸命に指導している、そんな雰囲気がよく伝わります。

当日の朝、二期生たちも朝礼の時に挨拶をします。
チョウのぶっきらぼうですが、心のこもった挨拶、セイはリュウと同じように難しい言葉を使って挨拶しようとしますが失敗します。それでも最後までしっかり挨拶が出来ました。また、その時のみんなの拍手がとても暖かく感じられました。

技能実習生たちを受け入れていて一番感無量になる瞬間ですね。

さて、今回は一期生たちとは違って、たまたま私の出張が入りましたので、大連まで一緒に行くことが出来ました。

15時の中国国際航空の便で出発するのですが、空港で食事をさせてあげたいと思ったのと、万が一彼らの荷物が重量オーバーになった時、荷物を振り分ける時間を考えて早めに会社を出ます。

ちょうどお昼くらいに空港へ着きましたので、チョウとセイに日本で最後の食事ですから、好きなものを食べていいですよ、と言うとセイがすかさずお寿司が良いです!と。。。
なんと贅沢なことを言うのでしょう、と思いながらも最後だから良いか…
セイは、にぎり寿司とうどんのセットを食べます。チョウは生魚が食べられないので、同じセットですがうどんと食べられる寿司だけを食べて後はセイにあげています。私は…かっぱ巻きだけ。。。

食事後、チェックインをしてセキュリティに向かいます。
ここで、パソコンなどは出しておきましょう、と言ったにもかかわらず、鞄の中にいれたまま通したので、案の定止められます。規定個数以上のライターが出てきたりでもう大変でした。
セキュリティ通過後も出国手続きの時に、出国カードを紛失していましたので、急遽書いたりしていたら、あっという間に時間が過ぎて行きました。
これ…もし私がいなくてこの子たちだけだったらどうなっていただろう…と思いながら出国手続きを終えた私です。。

免税店で急いで最後のおみやげを買ってゲートに向かいます。
私一人の時は、ゲートに着いてもものすごく時間が余ってるんですよね。
それなのに…この日は、ゲートについて10分位で搭乗開始になりました。
どれだけ時間のロスをしていたかよくわかると思います。

大連に着いて別れるまでが研修ですよ!と話しながらマナーよく機内で過ごすように話した先から…ドアロックされてからも携帯電話で写真を撮るなどするもんですから、ついついお小言をあげるはめになりました。

無事、大連へ着いて通関を済ませると、彼らのお父さんや家族の人がお迎えに来ていました。
そこで挨拶をして別れた時に初めて何だか安心感と疲れと寂しさでホロッとした私でした。