初めてのお正月

初めて外国で過ごすお正月は、彼らにとってどのように映ったでしょうか。
中国の旧正月(春節)は、花火がたくさんあがって、とても賑やかです。
家族や親戚みんなが集まって、美味しい料理をたくさん作り、みんなで語らって過ごすと教えてもらいました。

彼らはこの年、初めて全く別のお正月を過ごしました。
社員寮には二人きり。町はいつもより静かです。
社長が用意してくれたおせち料理を二人で食べたようですが、それ以外に何もすることがないわけです。 休み明けに、どのように過ごしたか聞いてみたら、「ずっと寝ました」と。。

テレビの天気予報やニュース、わからなくても聞く練習になりますから、起きている時は必ず見てください、と話してあったにもかかわらず…寝てました。

その影響で、二ヶ月ほどで結構日本語を聞くこと話すことができていたのに、8日間の休みですっかり来日当初の状態に戻った感じです。

聞く力が一気に落ちて、文字を書きながらゆっくり話さないと理解できない状態にまで落ちていますし、発音も当初の発音に戻っています。 製造部からも話が全然通じないので仕事を教えられないから、せめて日常会話だけでも何とかしてくれ、とクレームが来ます。 二ヶ月間の努力がたった8日の休日で水の泡になる、継続の重要性を思い知らさせた出来事でした。

仕事が終わってから毎日2時間お勉強タイムを設けたのは言うまでもありません。