四期生たちの日本語学習

3月から一期生の話を書き始めて、ようやく話が追い付いてきました。
途中省いているところはありますが、この5年間を振り返るとずいぶん色々なことがありました。
彼らには本当に多くのことを教えてもらったと感謝しています。
この感謝の気持ちは、次の実習生たちを育てることで恩返しをしていきたいと思っています。

以降、更新は飛び飛びになると思いますが、今後とも宜しくお願い致します。

さて、四期生たちの日本語教育については、残念ながら満足のいく状態ではありません。というのも、業務がかなり忙しくなっており、また二期生と四期生たちが重複している期間がとても少なかったために、引継ぎと業務を優先しているためです。したがって、定時で仕事が終わることが出来る時と休日になってしまいます。

休日も三期生たちと四期生たちは別の寮ですから、半分半分行くとしても月に二回しか行くことが出来ません。

本当は数多く寮へ行って日本語学習をしたいところですが、いま彼らは初めて日本の梅雨を体験しています。入国してまだ間もないですから生活にじゅうぶん慣れていない可能性があります。ですから、体調面のことを考えるとできるだけ休日は休むほうが良いと思うのです。

そんな事ですから、当初一ヶ月間だけは毎日授業を行っていましたが、二期生の帰国後は、月に数回程度しか出来ない状態になっています。

その代わりとして、毎日テレビで天気予報を見て、明日の天気をメッセージで送ってもらい、それに私が返信するという方法をとっています。

また、時々寮へ行った時は、一緒にテレビを見て、字幕を表示させてテレビの内容を一緒に話す、そんな事を試しています。

余談ですが、シュが日本に来てから寝付きが悪くなっているようです。そこで、どうせなら少しでも勉強が進むように、夜に私の教科書を読むように勧めました。
すると…

「次長の本 読んだら すぐ 寝られます。好(はぉ)です」

私の教科書は、彼らにとって眠りを誘う薬になっているようです。。。
勧めた意味が違うんだけどなぁ。。。

今年の12月に三期生、四期生たちは日本語能力検定試験N3を受ける準備をしています。
N3を受験するのは、最終年度にN2を受験するための準備と何かしらの資格を持つことにより日本語に対して自信をもって欲しいと考えているからです。
ちなみに、ジャンも今年の12月にN1を受験する予定です。今回はまだ合格することは難しいと思いますが、自分の能力を把握して現状に満足すること無くもっと上を見て欲しいと思います。

目標をもってしっかり頑張りましょうね>ALL