第五期生来日!前編

今まで本社工場のみで受入れていた技能実習生ですが、新たに別の工場でも受け入れることになり、三名の実習生を採用した2014年6月から約半年後の2014年11月21日、ジャンと一緒に三名の実習生たちが関西空港に降り立ちました。

四期生以降の採用試験面接に参加していない私なので彼らとは初対面です。
いつものことですが関空で彼らを待つ間、彼らとどんな三年間を過ごせるだろうかとワクワクしています。

到着後、通関で時間がかかったものの無事に4人共出てきました。
関空から直接日本の研修施設がある淡路島へ行きますので、トイレ休憩を少しとっておきました。

大きな荷物を山ほどカートに載せて運びます。私は駐車料金の事前精算をしますから、先に車へ荷物を運んでおいてください、とジャンに話して車のキーを渡します。
事前精算を済ませて車に戻ってみると、みんなの荷物はもう積まれてあり、空のカートをカート置き場に戻しに行くところでした。

では、行きますよ!と関空を出発して阪神高速を走ります。
三人いると結構賑やかな感じになっていますし、今度の子たちはあまり緊張している様子はありません。

飛行機は大丈夫でしたか?
ご飯はおいしかったですか?
と聞いてみますと、何と中国語で返事をしてきます。
すかさずジャン先生が注意するのですが、少し話すとすぐに中国語で話しかけようとしてくるので、”我不会話漢語(私は中国語を話せませんよ)”と言って素知らぬ顔をしていました。
日本語を聞く能力は少しあるようですが、自分で日本語を表現する能力はまだまだ全然ダメな感じです。
まぁ中国の日本語学校で三ヶ月、大連事務所で一ヶ月位しか勉強してないのですから当然のことですね。
そんなことを考えながら京橋付近に差し掛かった時。。。。

何やら後部座席の四人がしきりに中国語で話しています。
ところどころ没有(ないよ)という言葉と不知道(しらないよ)という言葉が聞こえてきます。

ジャンに何を話しているの?と聞いてみたら、三人のパスポートがありませんと言います。えぇぇぇぇぇぇぇ!

–後編へ続きます–