五期生たちの日本語学習 ワタシもします

三回目の模擬試験で二人とも100点をとった夜に微信で実習生たちの日本語学習グループに報告しました。
何か反応があるかな?と思っていましたが、何も返信がありません。みんな興味ないのか。。と残念に思っていました。
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翌日の昼食後、チンがいつものように会話の練習で事務所に来ました。

「部長、スゥとルゥ日本語試験しましたか?」

おや?気になっているようですね。”はい。しましたよ。三回目で100点でした”と言うと「すごいです。ワタシします」と言います。
”あなた も しますか?”と”も”を強調して話します。彼らの話す言葉の意味はわかるのですが、その都度修正してあげないと、それが癖になって治りにくいという事が一期生との勉強でわかっていますからすぐ修正して気づいてもらうようにします。

「はい。ワタシもします」とチンは”も”が必要なことを理解したようでした。

ただ、困ったことに、本社と西九条寮は車で20分位の距離があります。私は毎日西九条寮へ行かなければなりません。実習スケジュールもこなさないといけませんから、チンを連れて行くわけにも行きません。
このようなところでも私は現在の実習生制度に不満があります。現状の彼らに必要なことすら行うためにはその制限をクリアしていかなければならないのです。

以前、日本の管理組合に日本語学習の事を相談した時、別々の場所で行うのは構わないが、集合研修としてすることは出来ない、と言われています。この話を書き出したら止まらなくなりますし、話がそれてしまいますからコレ以上は書きませんけどね。とにかく今の外国人技能実習制度は、規制を重視するあまり落ち度だらけになっていると感じています。

しょうがないので、チンには問題を渡して寮で四期生のシャオチョウに時間を測ってやってもらい、翌日の朝持ってきて私が採点をし、昼食後の会話練習で解説をすることにしました。

結果の方ですが、一回目は55問中38問正解でした。二回目を日曜日に行って53点でしたから、彼もまたしっかり勉強をしているようです。そして、彼もまた三回目で全問正解となりました。今日から文法と読解の模擬試験を行います。
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