日本語能力検定二級受験

実習の最終年度になりましたので、今年は日本語能力検定試験二級を受けますよ!ということで、7月の試験を受ける準備を1月から始めていました。失敗したなぁと思ったのは、12月に一度受験しておかなかったことです。このために、二級の試験はワンチャンスになってしまいました。
過去問題を見る限り、単語数と二級用の文法などをしっかり練習したら二人なら何とかなりそうな感じがしていました。

この頃、二人とも助詞を上手に使って話すことが出来るようになっていましたが、子どもが言葉を覚えたのと同じで、文法的にここはこの理由で「に」です、「を」です、という事を理解していませんでした。二級用の対策本を買いましょう、と言ったのですが、二人とも不要ですって。しょうがないので、繰り返し模擬テストと過去問題をやって、間違えているところを解説する、そんな勉強方法だったのです。

聴解試験に関しては、彼らのヒアリング能力なら簡単だろうと思っていたのですが、ここで思わぬ落とし穴がありました。彼らは関西弁なら簡単に聞くことが出来ますが、試験は標準語だったのです。

最初、模擬試験の音声を聞いた時、

「何を言ってるか全然分かりません」
と言います。

そんなことはないでしょ?君たちのヒアリング能力なら、とてもゆっくりに聞こえるはずです。

「違います。話すのは遅いですが、言葉がわかりません」

どうやら抑揚とイントネーションが若干違うだけで、彼らには違う言葉に聞こえるようです。