いってらっしゃい!

2011年11月1日、リュウとジャンはたくさんのおみやげと思い出を持って帰国しました。
初めて会社に来た時の挨拶と違い、この朝の朝礼で二人は元気よく自分の思いを表現して挨拶をすることが出来ました。
ジャンはありふれた感じの挨拶でしたが、その中にも自分の思いを感じることが出来ます。リュウは難しい言葉を使おうとして失敗しますが、それでも一生懸命に話します。

朝礼後、各部署に行って三年間のお礼に回った時、仲の良かった若い子は泣いている子もいました。そして、会社から空港へ出発するときには、みんなが手を振ってくれました。

空港へ向かう車の中は、なぜか無言の雰囲気です。きっと、色々な思いが重なって言葉にならなかったのだと思います。

フッと感じた気持ち。。。なんだろう?自分の子どもを取られる感じがする。。。
そんな思いが沸き上がってくるのを感じながら空港まで車を走らせていました。

空港で一緒に昼食を食べた後に撮った写真には、三年前とは違って大きく成長した二人の若者の姿が写っていました。

セキュリティに入る時、何度も何度もリュウが手を振ります。ジャンは何度も何度も振り返ります。

三年前、彼らの家に家庭訪問をした時、私は彼らの母親の涙を見ました。
私はその涙を見た時、きっと三年後、私たちが同じ思いをするのだろう、そう思っていました。その時のQQ空間に書いたそのままの事が現実となっています。

元気で中国にいってらっしゃい!私たちの子どもたち!
そんな気持ちで出国手続きを終えて出発ゲートに向かう彼らを見送りました。

※本日、二期生たちが三年間の技能実習を終えて帰国します。ちょうど私の出張と合いましたので、一緒に大連へ行ってきます。少しの間更新が遅くなることもあるかもしれませんのでご了承ください。