うぐいす

一昨日の金曜日、会社の朝礼時に裏の御陵さんからウグイスの鳴き声が聞こえました。
今年も季節が進んで来ましたねぇ。
まだひな鳥なのでしょうか、鳴き方がイマイチ上手ではありません。
これから親鳥の真似をしながら少しずつ上手になっていくのだろうな、等とそんなことを考えながら朝のラジオ体操をしていました。

実習生の彼らも私の口調を良く復唱します。その度に、自分の話し方や発音を彼らが覚えていくのだと思うと、ヒヤッとすることがあります。

私が普段彼らに丁寧語を話すのは、まさにこの事を気をつけているからなのです。
彼らが外で買い物をする時、また誰かと話をする事になった時、礼儀正しい子ですね、と感じてほしいからです。

私は新しく来た実習生に必ず話すことが有ります。

「君たちは、この会社で二人だけの(または四人だけの)中国人です。しかし、会社の人達にとっては、君たちが全ての中国人です。ですから、全中国人を代表していますよ。自分の行動や話し方にはじゅうぶん注意してください。君たちが一生懸命に仕事をしたら、次の実習生は来ることが出来ます。しかし、君たちの成績が悪いと、次の実習生の採用が無くなります。」

「せっかく外国で生活する機会を持つことが出来ました。三年間の中で何か一つでも良いですから、頑張りました!ということを見つけてください」

このように彼ら自身の価値を意識付けさせます。

ただ漫然と三年間を過ごすのではなく、自分で様々な勉強をして帰国した時に、何か得るものがあったら、それは自分だけの財産になりますからね。

さて、もうすぐ四期生が会社に配属されます。

また新しい三年間が始まりますよ!